子宮頸管ポリープ切除で突然の入院。関東ITS健保の「一部負担還元金等」に助けられた!
関東ITS健保すごい、会社が入ってくれててほんと良かったという話です。
突然の出血、診察したら即入院に
妊娠初期に出血があり、病院にかかったら子宮頸管ポリープからの出血で即入院、切除の手術というか処置をしなくてはならず、突然入院することに……。
2泊3日の入院ですんだので、処置代や手術代あわせて約3万8000円ほどかかりました。会社には迷惑かけてしまったし、予想外の出費で、うっとなりました。
(子宮頸管ポリープ切除の話はまた別の記事で書こうと思います。あれはきつかった…)
ポリープ切除から数カ月後、関東ITS健保から通知の封書
なんだろう?と通知の封書を開けたところ、「一部負担還元金等(付加金)」の給付の通知でした。子宮頸管ポリープ切除の手術代、入院費でかかった医療費の一部が給付されてるー!!
この「一部負担還元金等(付加金)」で約1万7千円給付。2万円を超えた分と、ベッド代や食事代などは給付対象外なのでこの金額になったのかなと。自分には安い保険しかかけておらず、入院保障が「ちゃんと保険の見直ししておけば……」という額だったので、これはとっっってもありがたかったです。
そしてこの制度の素敵なところが、自分で請求しなくても医療費が一定額を超えた時に給付してもらえたので、請求忘れや手間などが一切なかったです。
一部負担還元金等(付加金)とは
さらに当組合では付加給付制度を実施しているため、保険医療機関等で受診した際の支払額(「入院」「外来+調剤」別)が20,000円を超えたときはその超えた額が一部負担還元金等(付加金)として給付されます。高額療養費に該当しない場合でも一部負担還元金等(付加金)は給付されます。 - 高額な医療費がかかったとき | [ITS]関東ITソフトウェア健康保険組合
突然の出費はなかなか精神的にもきますが、こういうのがあるとほんとありがたいなーとしみじみ思いました。他の健保組合でもある制度なのかもしれないのですが、給付されるまで恥ずかしながら全く知らず。。。
いままで全然知らなかったけど、これを期に医療費関連でどんな制度があるのか見るいい機会にもなりました。関東ITS健保ありがとう!!!
入院中の授乳室はなんだか不思議な空間だった
NTT関東東日本病院で出産、入院中のお話です。授乳室に行くのが主な入院中タスクだったけど、なかなかない経験だったなぁと思います。
3時間おきに授乳室に通う生活
この病院は日中のみ母子同室だけど、私はなかなか母子同室にならなかったので、1時、4時、7時、10時、13時、16時……といった感じで3時間おきに授乳室に通う生活を送っていました。意外と時間ないです。
授乳室でのタスク
- 手洗い、消毒
- オムツチェック(必要であれば交換)
- 子供の体重測定
- 助産師さんに乳房の状態みてもらったり、マッサージしてもらったり
- 授乳準備
- 授乳
- 足りなければミルクもらってあげる
- ゲップ出し
- オムツチェック(必要であれば交換)
- 再び子供の体重測定
- 助産師さんに体重測定の増加の数値等報告
全部やってだいたい1時間以内で終わればいいほうでした。
ちなみに、夜中はしんどかったら1回くらいはパスできる雰囲気なのがボロボロの体的には助かりました。
母乳スパルタじゃないのが気持ち的にも楽だった
母乳スパルタ系のところは結構きついみたいな話を聞いていたのでびびっていたのですが、この病院はそうでもないのが良かったです。母乳は徐々に出ると思うので、まず出るようにマッサージ頑張ってみよう!出なかったらミルク足してみよう、みたいな雰囲気。
「母乳が出なかったらどうしよう」と不安だったのですが、このおかげでだいぶ気持ちが楽になりました。
恥がなくなる
授乳室に行ったら、助産師さんに乳房の状態を見てもらってマッサージしてもらうのがだいたいの流れでした。最初は「あー恥ずかしいな…」と思ってたけど途中から何も言われなくても自分からペロンとおっぱい出すようになってて、慣れってすごいなと。
途中、看護学生の方が見学に来られてたけど、もうどうにでもなーれ状態でした。
同志のような感じ
夜間は母子別室なので、夜は皆授乳室に通うことになります。授乳に必死なのでほとんど言葉は交わさないけど「お互いお疲れだよね…!」みたいな雰囲気。戦友みたいな感じです。
ペンギン歩きをしている人を見ると(お尻の穴が痛いのでそうなる)、「ああ、産んだばかりなんだな、ほんとお疲れさま…!!!」みたいな気持ちに。
新しく授乳室にジョインしてくる人、卒業(退院)する人など、どんどん入れ替わっていきました。
どんどん産まれてくる
授乳室からつながっている隣の部屋が新生児室なので、出産直後の新生児が助産師さんに抱えられて運ばれてきます。わりとその場面に遭遇することがあり「すげえ…!!!!命が!!!!誕生してる…!!!!」と感動することも多々。
TOKYOFMで世の中のことを知る
授乳室はだいたいTOKYOFMかジブリのCDがかかってたんですが、TOKYOFMのトラフィックインフォメーションで「あー遅延大変だなー」とかニュースコーナーで「世の中大変なことになってる…」など、世間のことに触れてました。
産後の助産ケアに行って嬉しかったこと
妊娠中から通院していたNTT関東東日本病院では、産後の母乳相談が可能な「助産ケア」というサービスがあります。
出産後の退院時に予約が取れるため、その時点では何を相談したいかは明確になっていなかったけど、多分不安になること間違いなしなので退院2週間後の日付で予約を取りました。
助産外来 | 産婦人科 | 受診案内 | 関東病院 | NTT東日本
費用と時間
30分で5,000円(全額自費)、助産師さんとマンツーマンでお話できます。高い……。。結構いいお値段だけど、不安を取り除く投資だと思って予約!完全予約制なだけあって、待ち時間は全くなかったです。
ちなみに、30分をムダにしないためにも、聞きたいことは全部リスト化していきました。
「お母さん」じゃなくて、私の名前で呼んでくれる
色んな場面で「お母さん」と呼ばれることが増えて、あー名前で呼ばれることってないんだなぁと思ってたけど、担当の助産師さんは私のことを名前で呼んでしっかりと向き合ってくれたのがかなり嬉しかったです。
やってもらったこと
- 乳房マッサージでしこりをとってもらう
- 母乳の出について相談(母乳が足りているかどうか不安なため)
- しこりが出来てしまうことについて
- ミルクの足し方について(混合ミルクなので)
などなどを相談しました。
プロから「大丈夫」って言ってもらえる安心さ
不安を解消できたのと、自分の状況を見てもらい「大丈夫、頑張ってますよ」っていう一言でだいぶ楽になりました。
母乳スパルタ系の人だったらどうしよう……と若干不安ではあったけど、入院中にお世話になった助産師さんが担当してくれたのもあり話もスムーズに進んだのでイチから説明する手間もなく良かったです。
NTTの方針か、その助産師さんの考え方か分からないけど助産師さんの「母乳をあげることを頑張ることも大事だけど、あなたが笑顔なのが一番なんですよ」という言葉にはだいぶ励まされました。
産前と産後の家庭内タスク管理の変化
産前産後ともに各種手続きややること等、本当にたくさんありました……(いまも)
妊娠初期の頃は、どのタスクが誰と明確になっておらず、タスクそのものもそれぞれ覚えているレベルで可視化されておらず、「なんで私ばっかりやってるの!!」と勝手に怒ることも……。(振り返ると理不尽だな……)
そもそも担当が誰と分かってないのにキレられてもなぁというのもあるし、担当が明確になってなければ自分がやらないと思わないのも当然なので、タスク管理をすることにしました。
産前はGithub
GithubのプライベートレポジトリでWikiとIssueを使いました。
比較したり検討したり、議論をしたり、進捗を書いたりという機会が多かったのでissueが最適でした。あと、妊娠中は中期以降はPCを触れる体力と時間があったので、調べた結果をまとめて書くということも苦ではなかったです。
産後はWonderList
PCに触る時間がない!=Githubをゆっくり見る時間がないので、iPhoneアプリのWonderListを主に使っています。
このアプリを使う理由
- 締め切り設定
- ハッシュタグ
- アサイン機能
- ☆付けられる(重要度が分かる)
以上の機能が直感的にわかりやすく使える!!片手でささっとタスク登録して担当者決めができるのがいいなと。
調べ物をした結果は引き続きGithubのissueに書いていますが、日々の細かなタスク管理は完全にこちらになりました。
誰が何をいつまでにやるか、というのが明確になってタスクが消化されていくのは精神衛生上とても良いです。他のご家庭は皆どうやってタスク管理してるのか気になるなぁ。
緊張の1ヶ月健診〜やったこと、かかった料金、服装など〜
産後1ヶ月経ち、予約していた1ヶ月健診へ。子供を連れたはじめての長時間外出なのでドキドキでした!NTT東日本関東病院で受けた母子(小児科、産科)の1ヶ月健診についてです。
産科の1ヶ月健診中は子供を見ていられないので、夫と一緒に行ってもらいました。
ちなみに子供は↑これで抱っこしていきました。
※内容や料金については記載当時のものです
1.保険の変更手続き
出産時の退院の際、子供の保険証や医療証がまだ発行されていない状態だったので、子供の入院費用の計算などが保留になっていた状態でした。
なので、窓口に保険証や医療証を出して手続きしてもらうことに。これがなかなか時間がかかって、小児科の1ヶ月健診の時間ギリギリになってしまい、ちょっとヒヤヒヤしました……。
2.採尿
妊婦健診のときは毎回してたなぁ〜と思いながら、久々の採尿。待ち時間なくできました。
3.まずは小児科
最初に体重・身長測定。脱ぎ着が多いので、コンビのワンタッチ肌着にしてたので楽でした!(身長は成長曲線内だけど、ほとんど伸びてない!って測定時に言われて結構凹んだり…)
その後、小児科の先生がおへそのチェックや体のチェック、何か心配事がないかなど色々と話しました。体重は結構増えていたので、怒られたらどうしよう〜〜〜とヒヤヒヤしてたけど、「いっぱい増えてていいですね!」と先生から笑顔で言われて一安心。小児科の先生、すごーく感じがよくて素敵だー!!
母乳とミルクの混合なので、ミルクの足し方が問題ないかなど相談できて良かったです。
栄養士さんからの話
小児科の先生からのお話が終わり「突き当りで栄養指導受けてくださいね〜」と言われ、診察室から出たところに仕切りで句切られたスペースへ。
どんな話なのかな?と思ったら、栄養士の方から全部本に書いてあるような、母乳にはこういう食べ物がよくて、こういう食べ物がダメで……みたいな話。「ミルクどれくらい足してますか?」って聞かれた時に「そんなに足してるの?!」みたいなリアクションがすごくショックで、いや、小児科の先生にそう言われてるんですけど……、、
とあるミルクメーカーのパンフレットや試供品を渡されたり、宣伝があったのでそこから来てる人なのかなぁ……。
4.産婦人科へ
ちょっとモヤモヤした気持ちへ産婦人科へ。体重と血圧を測定し、20分ほど待ち。久々の内診と、エコーで子宮を見てここに入ってたのかぁ、と感慨深い気持ちに。便秘気味なのを相談しつつ、概ね問題ないとのことなのでこちらも一安心。5分位で終わった気がする。早い!
最後に、助産師さんから「何か困りごとはない?」と少し話して終了。
5.かかった料金と時間
1ヶ月健診は全額自費なので
- 小児科約5,000円
- 産婦人科約5,000円
で合計1万円でした。NTTはカード払い専用の支払い計算機があるのが楽!
保険の変更手続き〜小児科〜産婦人科〜支払いまで、だいたい2時間半くらいで終わりました(待ち時間、手続き時間、途中授乳などもあり)
小児科の先生、産科の先生、助産師さんともにいい感じの人たちばかりで、いつも緊張して行くけどほっとします。次は予防接種で行くことになるのかなぁ。
切迫流産で働けなくなった時に「傷病手当金」でだいぶ助けられた
妊娠の診断を受けたと同時に「切迫流産なので、自宅で絶対安静にしてください。まずは1週間。絶対安静っていうのは、トイレ行く以外基本的に寝てるってことね。」と言われ、次の日からいきなり仕事にいけなくなってしまいました。
そこから1ヶ月近く切迫流産を理由に出社できず、そしてお金の不安
経過を診てもらうために病院に行くと、「あと1週間絶対安静で」というのが何度か続き、結局1ヶ月近く会社には行けず……。
(この間、有給は使いたくなかったので)その間無給になるのでかさんでいく診療代などでこのままずっと仕事に行けなかったらどうしよう……と、仕事やお金の不安が出てきました。
つわりや妊娠が継続できるかどうか分からない不安もあり、だいぶ精神的にもきつかったです。
傷病手当のことを教えてもらう
その後切迫流産が治まり、復帰した際に会社の人事部から健保組合の傷病手当金のことを教えてもらい、ひとまず申請するだけしてみよう!と思いやることに。
妊娠初期の異常で働けなくなっても困らない「傷病手当金」取得のコツ - WooRis(ウーリス)
自分でやるのは申請書に記入するのと、所定の文書を病院に書いてもらうのみで、それ以外の細かな手続きはやってもらえて助かりました。
※会社によって自分でやる範囲は異なると思います
かかった費用は文書代のみ
病院に健保組合指定の用紙に記入してもらう必要があったため、その文書代が約2,000円かかりました。
※病院によって文書代は異なると思います
約1ヶ月位で支給
「労務不能日1日につき、標準報酬日額の3分の2支給」というだけあって、もちろんまるっと1ヶ月働いた金額ではないけど、そこそこの金額が入ってほんと助かりました!!
結構時間かかるのかな〜?と思ったら約1ヶ月くらいで申請した口座に振り込まれていて、思ったより早かった印象です。
妊娠は病気じゃないけど、こういった場合には傷病手当が適用されるのは本当にありがたいことです。「次にいつ出社できるんだろう、その間稼げないし……」という不安から多少なりとも解放されるのは気持ち的にもだいぶ楽だったなと。
教えてくれた人事部の人にも感謝!!
産後0日目、眠れないのとトイレが怖い
※シモの話し多めです
金曜の夜中から日曜の明け方までかかった出産(実際の出産時間は11時間となっていたけど)、ほとんどまともに眠れなかったのでこれでゆっくり眠れるとおもいきや……。
ものすごい目がさえて全く眠れず
陣痛〜分娩〜回復まで行うLDR室で朝まで休ませてもらい、その後病室へ移動。これで休めると思って横になって目を閉じても、なんだか異様なハイテンションで眠れず……。
後陣痛で地味に痛いし、会陰切開した部分は違和感があるし、出産時の出血は中量だったとは言え貧血気味で体はボロボロなはずなのに、眠れない!!
いままでお腹の中にいた子供が外の世界になんとか無事出てきてくれたという事実がなんだか信じられなくて、ほんとに出産したのか…!みたいなフワフワした気持ちと高揚感で結局まともに眠れませんでした。
小児科の先生から説明があったり
36週1日目で約2500gで産まれたこともあり、小児科の先生より早産で少し呼吸がうまくできてないということで保育器に入っていることを知らされる。早産になってしまったことを悔やむが、私にはどうしようもないので無力さも感じる。ただ、こういうときに総合病院で良かったなと思うが、やはり心配……。
トイレが怖い
看護師さんに「産後1回目のトイレは付き添うので、必ずナースコール押してくださいね、何かあったら大変なので」と言われ「まじかー!」と思ったものの、壁を伝わないと歩けないほどフラフラ。(看護師さんは仕事なので気にしてないと思うけど)恥を忍んでトイレの際はナースコールを押すことに。
尿意があるのに会陰切開の縫合部分が気になって、排尿するのが怖い……しかも出ないし……。どうにかこうにかなんとか出たものの、地味に痛みがあったり、思った以上に悪露の出血があったりと、体がボロボロなんだなぁと気付かされる。
お祝い膳などは特に無し
NTT関東東日本病院ではお祝い膳がないのは聞いてはいたけど、産後の食事(産褥食)はわりとっていうかあんまり美味しくなくて、早く家に帰りたくなる。しょっぱいソーセージ出てきたなぁ……。
保育器越しに対面する
家族や友人に連絡したり、夫と話していたりするうちに看護師さんより「16時に1回授乳室で赤ちゃんに会いましょうか」と話があり、産後一瞬会えてからやっとじっくり会えることに。はじめて授乳室に入ったところ、すでに出産されている他の女性たちが赤ちゃんに授乳していて、おおお……と思う。そのエリアから隣の部屋に保育器があり、出産後数時間後ぶりに会える。
保育器では、酸素濃度や温度や湿度、心拍なども管理されていてすごいな、と思うものの、まだ保育器から出られないので直接授乳することはできず、授乳している女性たちをとてもうらやましく思ったり、ここでも早産になってしまったことを申し訳なく思う。
悪露の出血量に驚きつつ、こうして産後0日目は終了。